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男の戦い
 タウン情報さがと佐賀ごちそう本の出稿が終わり、ようやく自分の時間ができた久保は、この週末ずっと本の世界の住人でした。先日紹介した「容疑者Xの献身」以外にも数冊の本を読んだのですが、今日はあえて先日観た映画の話をしようと思います。

 私が久しぶりに劇場で鑑賞した映画は「男たちの大和」。この間、北島がブログで「号泣しました!」と言っていた作品です。三十路に突入して以来途端に涙腺が弱くなった私は、大の男が涙を流すのを見られないよう、ハンカチ片手に独りで映画館に向かいました。

 映画館に入ってまず気付いたのは、50歳以上と思われる壮年~高齢の方、しかも男性の客の割合が普通の映画では考えられないほど多い、ということです。さすがに従軍経験のある方はいないようですが、その世代のみなさんにとって「戦争」は私たち以上に身近でしょうし、この作品のテーマにはグッと惹きつけられるものがあるようです。

 さてさて、この映画を観た感想ですが、ぶっちゃけ私はこの作品では泣きませんでした。勘違いしてほしくないのは、私にとってこの映画がつまらなかったとか、泣くほどの感動がなかった、ということではありません。実際、少年兵たちが家族・恋人と別れるシーンでは、思わず目頭が熱くなりもしました。しかし彼らが覚悟を決めて大和に乗り込み、死地において懸命にその役割を果たしているクライマックスシーンでは、哀しみの感情より、どちらかと言えば胸が熱くなる類の感動を覚えたのです。

 彼らが命を賭して戦った理由は、大半がお国のためでも天皇陛下のためでもなく、自分の愛する家族・恋人を守るためです(もちろん全員がそうだとは言いません)。また、士官達に長嶋一茂(役名忘れました)が言ったように「自分たちの犠牲を今後の日本の礎とするため」という立派な兵士もいたでしょう。愛する者のため、また、今後日本を背負っていく若い世代のため、全力で自分の役割を果たしている兵士達の姿からは、時を経ても変わることのない「男の戦い」を感じました。

 言うまでもなく、常に「死」と隣り合わせの兵士達と、平和な現代社会で生きている私たちでは、仕事に臨んでの覚悟や真剣さが違うのは当然です。ただ、自分の今後の人生を考える時、彼らの覚悟の何十分の一かでも持つことができたら、きっと違う何かが見えてくると思うのです。

 なんだか大仰な話になってしまいましたが、私がこの映画で泣かなかったのは、「愛する者との別れ」「間近に迫った死」といった感動を盛り上げる要素を忘れ、彼らの懸命さに胸を打たれてしまったからです。この映画の出来についてあれこれ語ることはあえてしません。久しぶりに、胸を熱くする感動を与えてくれた、それだけでこの映画を観た価値はあったと思います。
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